☆頭痛のお話し2-緊張型頭痛

 

さて今回は、頭痛のお話の2つ目です。
日常的なものの中の緊張型頭痛について書かせていただきますね。

 

緊張型頭痛とは、頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが30分~7日間続きます。
よく「ヘルメットをかぶったような」と表現されます。

また、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。
子どもから高齢者まで、どの年齢層でもみられます。
この頭痛は、慢性頭痛のなかで一番多いと言われています。

 

原因として、無理な姿勢や過度な緊張、ストレスなどが重なって起こると考えられています。

 

 

具体的には、
上半身を前かがみにしたパソコン操作や、うつむき姿勢、車の運転、就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い間続けることや、体の冷えなどがこれに当たります。
そのような状態が続くと、首筋から肩にかけての筋肉が収縮し、こった状態になり、頭痛を誘発します。

また、運動不足も頭痛を招きます。
家庭内でのトラブルや仕事がうまくいかないなどの精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を高め、頭痛の誘因となります。

 

主な症状としては、
頭全体が締めつけられるように痛みます。
動くと痛みが軽くなります。

頭痛以外の症状としては、ふわふわしためまいや肩や首のこりを伴います。

 

では、なぜ緊張型頭痛が起こるのでしょうか?
緊張型頭痛は、首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こるといわれています。

筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に乳酸やピルビン酸などの老廃物がたまります。それが周囲の神経を刺激し、締めつけられるような痛みを起こすのです。
また、精神的ストレスは、筋肉の緊張がなくても頭痛を引き起こすことがあります。神経の緊張が毎日のように続くと、脳に備わっている「痛みのコントロール機能」がきちんと働かなくなり、筋肉が緊張していなくても頭痛が起こるようになってしまうのです。

 

頭痛が起こったときには、適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促すようにしてください。
頭痛体操も効果的です(後述)。

一方、痛みが毎日のように続く「慢性緊張型頭痛」は、鎮痛薬を使用してもあまり効果はありません。にもかかわらず、痛いからといって気休めで毎日のように鎮痛薬を飲むことにより薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を起こすことがあるので、注意が必要です

 

緊張型頭痛の予防法としては、
心身のストレスを上手に解消することが大切です。日頃から適度な運動を心がけ、同じ姿勢を続けないように心がけてください。

 

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