☆正しい鼻血の止血法!!もしかしてあなたは間違った方法で……?

子供のころ、よく鼻血を出しませんでしたか?
また、今までに、経験したことがない人はいないと思います。

思い出しただけでも、あのいやな感触がよみがえりますよね。

たいていの場合、子供の鼻血や傷、打撲による鼻血は、すぐに止血できます。

しかし、中には持病が原因で起こる場合や、出血部位によっては、止血が困難で大量出血を起こすこともあります。

 

さあ、今から正しい鼻血の止血法を覚えて、対応できるようにしてください。

ところであなたは、間違った鼻血の止血法をしていませんか?
もしかしてあなたは、こんなことをやっていませんか?

 

●首筋をとんとんとたたく
これは、鼻血の止血とは全く関係がありません。

●鼻の上部の骨の硬いところを圧迫する
ここを強く押さえても、鼻血は止まりません。

●ティッシュペーパーを詰め込み、何度も取り替える
ティッシュペーパーを抜くときに、また傷をつけてしまうため、出血しやすくなり、逆効果です。

●仰向けに寝る
顔を上に向かせると鼻血が喉をつたって、食道に流れてしまいます。
血液を飲み込むと、胸やけし、吐き気が起こります。
絶対、上を向かせてはいけません。

 

それでは、ここで病院に行く必要の無い鼻血のお話をしますね。

鼻血の大部分は、鼻中隔の前方にあるキーゼルバッハ部位からの出血です。
この部位は、鼻の入り口から1~1.5cmくらいのところで、血管の表面がほとんど保護されておらず、わずかな傷で簡単に出血します。

指が簡単に届く場所なので、ついひっかいてしまいますよね。
同じ場所で鼻血を繰り返すと、新生した血管が密集するので、何度も鼻血を出してしまうようになるのです。

 

では、正しい鼻血の止血法はどうすればいいのでしょうか?

上記で書きましたキーゼルバッハ部位からの出血は、圧迫止血法により比較的簡単に止血できます

 

以下のようにしてください。

①椅子に腰掛けさせ、自分の足のつま先30cmのところを見るような姿勢をとります。
椅子がない場合は、頭を高くしてなにかに寄りかかるようにして、顔をやや下に向かせます。

②衣服をゆるめ、楽な呼吸をさせます。

③本人の気持ちを落ち着かせます。
大量に出血を起こすと血圧がストンと下がり、ショックを起こしますが、鼻出血で死に至ることはほとんどないので、あせらず、興奮させないようにします。

濡れタオルを前頭部だけでなく、うなじや心臓部にあてるなどしてもいいですよ。

④付着した血液を、ぬるま湯に浸したガーゼでふき取ります。
口の中の血液は、吐き出させてぬぐいとります。
飲み込ませないようにしてください。

⑤鼻の柔らかい部分(キーゼルバッハ部位)をめがけて5~10分ほど、指で強く圧迫します。
鼻の付近の動脈は鼻の付け根の部分を通っているので、目頭のあいだの鼻の骨の部分を親指と人差し指で両側から圧迫してもいいですよ。

⑥脱脂綿または清潔なガーゼを鼻穴の大きさに丸めて、鼻孔に押し入れ栓をします。

⑦綿栓を詰めた場合は、止血したと判断しても、20~30分間は栓を抜かないようにしてください。
鼻の中にある血の固まり(ゼラチン状になったもの)を無理に取らないようにしてください。
鼻を強くかんだり、鼻をいじるなどして粘膜を刺激しないようにしてください

 

この方法で、ほとんどの鼻血はとまるはずです。

 

最後に、病院に行く必要のある鼻血についてお話ししますね。

①正しい止血法でも長時間とまらない場合。

②高血圧で薬を内服している場合や血液疾患のある場合。

③チョロチョロと出血が長時間続いて止まらない場合。

④洗面器一杯くらい出血したが、止まる気配がない場合。

 

病院に行く時には、

●鼻血が始まった時間、
●出血している時間の長さ、
●おおまかな出血量(洗面器一杯くらい、等)
●出血の状況(時々、ずっと出ている、等)

を記録しておいてください。
また、血圧や病歴、や服用中の薬なども、医師に伝えられるようにしておいてください。

緊急の場合は救急車を呼びますが、状態を電話で説明できるようにすると、病院での対処が早いです。

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