☆本のご紹介です。「性格スキル──人生を決める5つの能力」鶴光太郎・著 祥伝社

今回は、本のご紹介です。 😀

 

 

「性格スキル──人生を決める5つの能力」鶴光太郎・著 祥伝社

 

今回ご紹介する一冊は、慶應義塾大学大学院商学研究科教授の、
鶴光太郎さんが、人生を左右する「性格スキル」について述べた一冊です。

 

本書によると、最近の研究では、学力や偏差値のような
「頭の良さ」(認知スキル)だけでなく、
むしろテストでは測れない「性格スキル」が
人生の成功に影響することがわかっているそうです。 💡

 

「性格スキル」には、いわゆる「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる
5つの要素(「開放性」「真面目さ」「外向性」「協調性」
「精神的安定性」)があり、本書ではこれらをひとつずつ丁寧に
解説しています。

 

日本の親は、ともすれば認知スキルを上げることばかりに
執着しがちですが、実際の成功は、この「性格スキル」が握っています。

 

どの要素が一番成功の鍵を握っているのか、という考察も
そうですし、実際の成功者を分析した研究結果も、納得のいくものでした。

 

またアメリカと日本で、「協調性」が成功に与える影響が
違うというのも、面白かったです。

 

自分がアメリカ企業と日本企業、どちらが向いているのか、
知る意味でも読んでみると面白いと思います。

 

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

———————————————–

性格スキルの獲得は8~9歳から10~11歳が最も大きい

性格スキルは認知スキルに比べ後年でも伸びしろがあるので、
青年時の矯正は性格スキルに集中すべき

性格スキルと認知スキルの関係については、ヘックマン氏らは、
性格スキルが高ければ認知スキルは伸びやすいが、その逆は必ずしも
明らかではないことを強調している

恵まれない環境に育ったり、行動に問題のある若者に対しては、
学力や知識といった認知スキルを向上させることよりも、
前述のようにその根源にある性格スキルを伸ばしてあげること

性格スキルの賃金への影響は認知スキルの賃金への影響のなんと
2.5~4倍に及ぶことがわかった

それぞれの因子と仕事の成果との平均的な相関係数をみると、
「真面目さ」の0.22に対し、「外向性」は0.13、「精神的安定性」は
0.08、「協調性」は0.07、「開放性」は0.04となっており、
関連の強さではビッグ・ファイブの中で「真面目さ」が一番高い

明るさ、社交性を示す「外向性」と仕事の成果との相関係数は
プロフェッショナル(学者、医師、弁護士等)の場合、
マイナスであるが、管理職、営業職では0.18、0.15と業種の中では最も高い

性格スキルの年間所得への影響については、日本の場合、男性では
年間所得に対し「協調性」が正の相関関係であるのに対し、
アメリカでは男性、女性とも負の相関関係となっている

社交性は飲酒に結びつきやすいが、喫煙とは関係がない

犯罪を起こさないためにも「真面目さ」と「協調性」を高めることが重要

「真面目さ」、「開放性」が高い人ほど学歴も高くなる

「社会的優越」、「真面目さ」、「精神的安定性」、「協調性」は
長い人生を通じて伸び続けることがわかる。一方、「開放性」、
「社会的バイタリティ」は10代で伸びるが後の人生ではむしろ低下

重要だったのは、「困難に負けずに立ち向かう」「絶対に
あきらめない」という態度

◆労働市場の評価に大きな影響を与える躾(4つの基本的なモラル)
「うそをついてはいけない」
「他人に親切にする」
「ルールを守る」
「勉強をする」

———————————————–

「真面目さ」が成功に大きく関わっているという事実もそうですが、
粘り強さ、根気強さ、辛抱強さの大切さが改めて認識できた、
というのが大きかったです。

子どもの育て方、自分に合った働き方や性格スキルの高め方が
わかり、人生に迷いがなくなります。

ぜひ読んでみてください。

 

 

もう一つのブログはこちら!
↓   ↓   ↓
鍼灸マッサージ師のための開業成功マニュアル
「あはき」の開業でもビジネス感覚を!

※「あはき」とは、あんま、マッサージ、指圧師・はり師・きゅう師のことです。

ブログを更新しました
↓  ↓  ↓
☆当院独自の治療法!「M式AKA」の理論 2.関節機能異常

 

コメントを残す