今回は本のご紹介です。 😀
「脳が認める最強の集中力」林成之・著 SBクリエイティブ
今回ご紹介する本は、45万部を突破した大ベストセラー『脳に悪い7つの習慣』の著者であり、数多くのオリンピック選手を指導してきた脳神経外科医、
林成之(はやし・なりゆき)さんによる、「脳が認める最強の集中力」
です。
本書では、われわれの集中力がどういうメカニズムで高まるのか、
何が集中力を妨げるのか、わかりやすい言葉で紹介しています。
コツコツやることや、損得勘定で考えること、
流行りのノマドワークがじつは集中力を妨げる原因になるなど、意外な事実が
書かれており、驚きました。
💡 さっそく、ポイントを見て行きましょう。 💡
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脳細胞自身が生き抜くために備えている、生まれながらの
本能というものがあります。
それが「生きたい」「知りたい」「仲間に
なりたい」「伝えたい」の四つです。
記憶力が働くかどうかは、どれだけそれに集中しているかで決まります。
無意識での集中力低下を引き起こす最大のトリガーは、
否定が含まれる言葉や後ろ向きの気持ちです。
自分が首位に立っていることをスコアボードで確認した瞬間、
「あと残り三ホールだけがんばればいい」や「ここでミスをしたら
まずいな」との気持ちが働いて、それまで保っていた集中を
無意識に切らしてしまったのです。
安心したり、失敗を恐れたりしてしまうと、脳はとたんに集中しなくなります。
集中力の源は、いかに情報に前向きなレッテルを貼っていくかにあります。
否定語が耳から脳に入ると、A10神経群が「この情報は必要ないのだな」とマイナスに反応して集中力をレベルダウンさせてしまいます。
何事も斜に構えてクールでいるほうが賢いと考えている人ほど、
実際の脳のパフォーマンスは落ちます。
いい加減に聞いて、いい加減にしゃべる習慣がついてしまうと、
話を聞き流すことがクセになり、どんな場面でも「集中して聴く」が
できなくなっていきます。
気持ちを込めて何かをするというのは、脳の力を最大限に
引き出すための不可欠かつ重要なファクターです。
高い集中力を発揮するためには「やるからには素直に、損得抜きで全力投球する」ことです。
脳には「新しい情報に瞬時に反応する」クセがあります。
関係ないものが周りにあると、意識がそちらに向いてしまい、
次にやるべきことに集中できません。 💡
「コツコツ」や「一歩一歩」には、「失敗はイヤだ」という否定語、
「慎重にやろう」という安全策でいく発想の「気持ちが無意識に
緩む」という二つの要素が含まれてしまっています。
デスクを固定しないノマドワーカーのような働き方は、脳の
本能からすると、集中力の発揮を妨げてしまう最たる条件です。
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知らず知らずに、自分や子どもの集中力を削ぐ環境を
作っていないか、ぜひ本書でチェックしてみてください。
手軽に読めて、オススメの一冊です。
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