☆なぜ日本人はカルシウム不足なのか？

今回の話題は、「なぜ日本人はカルシウム不足なのか？」です。 🙂

カルシウムという名前を聞いたことがない人はいないでしょう。
そのくらい、人間にとって重要な栄養素なのですが、
実は最も不足している栄養素の１つなのです。

では、カルシウムとは、どんなものなのでしょうか？

カルシウムは、アルカリ土類金属元素で、
元素記号Ｃａ、元素番号２０、原子量４０.０８です。

ミネラルの中で一番多く、体重の２％を占めていて、
内９９％が骨や歯に使われています。
残りの１％は血液や細胞中に存在しています。 💡

火山国である日本は土が酸性になりやすいために、
土壌は、ミネラルが不足しています。

そして、台風や雨が多いのもミネラルを少なくする原因となり、
他の国に比べて、ミネラルが非常に少ないのです。

だから、地下水をそのまま飲用できるのですね。

近年、食生活が豊かになって、カルシウムが不足していると言われています。

その原因の一つとして考えられるのが、昔と違って
インスタント食品や清涼飲料水が乱用されているからです。

それらの食物に入っている食品添加物の「リン」が、
カルシウムの吸収を妨げているのです。 😥

リンが多すぎると、腸内にリン酸カルシウムが出来て、
吸収されずに体外に排出され、カルシウムの吸収率が下がってしまいます。

スナック菓子やインスタント食品、冷凍食品などの加工食品には、
リン酸塩として多く含まれているので、要注意です。

また、食物繊維やホウレンソウのようにシュウ酸を多く含む野菜も、
カルシウムの吸収を妨げます。

食塩、砂糖、アルコールも、カルシウムの吸収率を低下させます。

体内のカルシウムは、たんぱく質の量が増え過ぎると
尿の中に排せつされてしまいます。

食生活が豊かになり、しかも偏った食事を摂っていると、
せっかくカルシウムを摂っても吸収されないということなんですね。

その結果、日本人の６０％もの割合の人が、カルシウム不足と言われています。
カルシウム不足が続くと、それを補うために骨からカルシウムが溶け出し、
血管などに沈着して、動脈硬化や結石の原因になりますから、恐いですね。

バランスのよい食生活をめざしたいものですね。

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