今回は本のご紹介です。 😀
『人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない』小山昇・著 SBクリエイティブ
今回ご紹介する一冊は、経営者、マネジャー、親など、人を
動かしたい人のための啓発書です。
タイトルにある、<「やれ」と言ってはいけない>は、まさに、
命令されたくない人間の本質をついており、じつにキャッチーな
言葉だと思います。
本書では、部下とどう接したらいいかを、「三流」「普通」「一流」
の3つのレベルで示しており、マネジメントの「正解」が端的に
わかるよう工夫されています。
書かれていることは耳に痛い内容ばかりで、「おっしゃる通り」の一言です。 💡
部下とのコミュニケーションのポイントも具体的に書かれており、
今すぐ使える内容だと思います。
最初からやる気のない社員はいませんが、経営者・上司と触れた結果、
やる気をなくす人はたくさんいます。
人材難の時代に、どうすれば部下が辞めないか、どうすれば
やる気を出してもらえるか、マネジャーは読んでおくべき内容だと思います。
さっそく、いくつかポイントをチェックしてみましょう。
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【問題2】ルールを守らない社員にどうルールを守らせるのか?
私の答えは、「社長もルールを守る」です。
人を動かすには、相手にとっての正解を提示すること。
社員を動かすには、「やりたいこと」ではなく、むしろ「やらないこと」を
先に決める。
部下の時間にも、体力にも、能力にも限界があります。
ですから、あれもこれもやらせてはいけません。
そもそも私は、部下に「100点」を期待してはいません。
一番大切なのは、仕事は「そこそこ」でもいいから、体験をさせることです。
「高い目標」は与えず、「できる目標」を設定。
といっても、本人にとって難易度の高い仕事を頼まなければ
ならないこともあります。
そのときは、「あなたができると思っているから依頼している」
「チャンスを与えている」ことを伝えます。
賞与を50万円もらったら、10万円を抜き取り、「40万円」だけ
奥さんに渡す。
そして、抜き取った10万円を部下との懇親のために使う。
◆ほめるときのポイント
(1)数字を入れてほめる
(2)「過去の自分」と比較してほめる
社員のフルネームを知らない社長は、ダメ社長。
事実を確認しないで叱りはじめるから、反論が出る。
社員の失敗は、社長の指導不足が原因。
仕事も、おしゃべりもさせる。
【5つの情報の報告の順番】
(ア)数字(実績報告)
(イ)お客様からの声
(ウ)ライバル情報
(エ)本部・ビジネスパートナー、市場の情報
(オ)自分・スタッフの考え
プライベートで悩みを抱えている社員は、仕事が絶対にうまくいきません。
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自らの行動を省みて、部下が自主的に動くには何が必要か、
ぜひ本書を読んで考えてみてください。
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