☆簡単医学知識:「か」行2

①気管支喘息
気管支喘息は、気管支粘膜の炎症と気管支の周りの筋肉が収縮する事で、気管支が狭くなり、粘液の分泌が増えて、気管支が痰で詰まりやすくなる病気です。
気管支喘息による呼吸困難は、息を吐くのがしにくくなります。
最近では吸入ステロイド剤による治療が発達してコントロールがしやすくなりました。

②ぎっくり腰
「ぎっくり腰」の正式名称は急性腰痛症です。
腰の筋肉や靱帯に無理な力が加わり組織が障害されると、筋肉や靱帯内に出血やむくみが発生し、神経を圧迫して激しい痛みが起こります。
急に重い物を持ち上げた時、同じ姿勢を長く続けた後に急に動いた時などがきっかけになります。
痛みが強い時は安静が大切です。
しかし、鍼灸は効果が期待できます。
局所の血流を抑えるために冷やすのも効果的です。

③急性肝炎
急性肝炎を起こす原因の多くはウイルスです。
ウイルスとしてはA型からE型までの肝炎ウイルスが急性肝炎を引き起こします。
肝炎ウイルス以外のウイルスとして、EBウイルスやサイトメガロウイルスなどが肝炎を引き起こします。
その他、薬剤によるものやアルコールによるものなどがあります。
症状は、発熱、食欲低下、全身倦怠感、黄疸です。

④急性膵炎
急性膵炎は、胆石によるもの、アルコールによるものが多くみられます。
その他に特発性膵炎という原因がはっきりしないものもあります。
胆石による膵炎とは、膵管の出口は胆管の出口とつながっているため、胆石が膵管の出口に詰まると膵液が滞って膵臓自身を消化してしまう事がおこります。
症状は、上腹部の激しい痛み、背中の痛み、嘔吐、発熱などです。
緊急に治療が必要な疾患です。

⑤胸部レントゲン検査
胸部レントゲンでは主に肺と心臓・血管を調べています。
肺は空気が入っているため、エックス線が透過して黒く見えます。
心臓は胸の中央からやや左の方に張り出して見えます。
レントゲン写真上では心臓の横幅は胸の横幅の半分未満が正常です。

⑥近視
近視は近くの物は良く見えるのに、遠くの物が良く見えない状態です。
近くからの光はちょうど網膜上に像を結ぶのですが、遠くから来た光が網膜の手前で像を結ぶために良く見えないことが起こります。
近視の場合は、遠くから来た光がちょうど網膜上に像を結ばせる為に、屈折を弱くする凹レンズのめがねやコンタクトレンズを使用して矯正します。

⑦緊張性頭痛
慢性頭痛の原因として一番多いのが緊張性頭痛です。
慢性頭痛の約2|3はこのタイプです。
首や肩の周りの筋肉が強く緊張すると頭痛が起こります。
肩こりを伴う事もしばしば見られます。
治療ではストレス対策や筋肉のストレッチ体操が効果的です。
また、最近では、鍼治療も効果があると日本頭痛学会が認めています。

 

 

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