☆簡単医学知識:「は」行1

①肺炎 💡
癌、心臓病、脳卒中につぐ死亡者数が多い疾患です。
肺炎は、細菌やウイルスなどの病原体が鼻や口から侵入し、肺にたどりついて炎症をおこします。
通常は抗生物質などの治療で治療が可能ですが、免疫力が衰えたり痰の排出が
できない状態の高齢者では肺炎が死因となることが少なくありません。

②肺癌 💡
癌による死亡原因として、1998年から肺癌がトップになりました。
肺癌検診では、胸部レントゲン写真を行うものが主ですが、最近の研究で、
高速CTスキャンを使って小さい肺癌も発見されるようになってきています。
今後の研究が期待されています。
肺癌は無症状で見つかっても、全例が完治する癌ではありません。
やはり、肺癌にならないような生活習慣が大切です。
何と言っても喫煙は肺癌のリスクを増大させますから、一次予防として禁煙が大切です。

③肺気腫 💡
肺気腫は肺胞の膜が壊れて肺が過膨張してしまう(気腫化)病気です。
肺気腫が進行すると、痰の量が多くなり、痰も膿の様になります。
心不全になりむくみが起こったり、栄養障害が見られたりします。
感染も起こりやすくなります。
残念ながら肺気腫は治りません。
一度壊れてしまった肺胞は元には戻りません。
喫煙は肺気腫の危険因子として重要です。

④廃用症候群 💡
廃用症候群とは、体を動かさないために起こってくる様々な症状や病態です。
脳卒中や運動能力の低下によって、高齢者が寝たきり状態や臥床傾向になると
筋肉がやせて動きが悪くなるばかりでなく、全身の内臓にも影響が出てきます。
褥そうや関節の拘縮(関節が動かなくなること)、心肺機能の低下、起立性低血圧、骨粗鬆症などが起こります。

⑤パーキンソン病 💡
パーキンソン病は、難病に指定されている原因不明の病気です。
症状は、筋肉の動きが円滑でなくなり(固縮)、運動量が減り(無動)、手足が震えます(振戦)。
固縮・無動・振戦はパーキンソン病の3症状として有名です。
脳の運動を調節する基底核の細胞が減って、ドーパミンという神経を伝達する物質が少なくなる事が原因です。
なぜ基底核の細胞が減るのかは分かっていません。
最近は薬物療法が進歩し、病気の進行を軽減させることができるようになりました。

 

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