☆本のご紹介です。『仕事と心の流儀』丹羽宇一郎・著 講談社

今回は本のご紹介です。 🙂

 

 ♪『仕事と心の流儀』丹羽宇一郎・著 講談社 ♪

 

今回ご紹介する一冊は、元伊藤忠商事株式会社会長、丹羽宇一郎さんによる、
仕事の心構えについての本です。 🙂

 

昨今は、働くことに対して明らかな労使対立が起きており、労働者は自分が
損をしないように、雇用主はクレームにつながらないように、
それぞれ神経質になっていますが、本来、仕事は関わっている人みんなが協力して、幸せを創っていくものですね。

 

時にハードワークするのも、自分を成長させ、より高い幸福へとつながる可能性があります。

 

どう働けば生きがいにつながるのか、上司はどう部下を動かすべきか、
実務経験を踏まえた著者の言葉は、いろいろと勉強になります。

 

20代、30代のビジネスパーソンに対するアドバイスがたくさん盛り込まれており、これはぜひ若いうちに読んでおいていただきたいと思いました。

 

著者の若い頃の失敗談や、逆境における結果の出し方についてもアドバイスが
掲載されていて、じつに勉強になります。

 

基本的には若手ビジネスパーソン向けですが、ときおり触れられる管理職への
アドバイスが、じつに鋭いです。

 

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

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DNAのランプが点くまで努力を続ければ、自分の能力を超えた
「サムシンググレイト」が働く。

DNAのランプが点くのは、一種の生きる力が付くときです。
「こうすれば仕事はうまくいく」「こういうふうにやれば負けても悔いがない」
ということをなんとなく感じる。
自分の仕事への姿勢が変わり、仕事がおもしろくなります。
そこで満足してしまわず、さらに努力を続ければ、また次のランプが
点く可能性があります。

 

権力を持つ人物に対して、人は笑顔を振りまくものです。
そういった行為を自分のいいように解釈してしまうのは、知識だけではない。
人間としての勉強が足りなかったからではないでしょうか。

 

仕事で大失敗しないためのいちばん良い方法は、絶えず小さな失敗をしていくことだと、私は思っています。
そのときに大事なのは、失敗したらすぐ、正直に上司に報告することです。

 

「うちの部署はここ一〇年、何一つ失敗はない。
常に利益が出ている」などと自慢げに言うような上司がいたら、
その人の目は節穴だと思うべし。
人間について勉強をしていないから、失敗がないのは良いことだと浅薄な捉え方をしてしまうのです。

 

問題の解決にあなたを導いてくれるのは、他人への想像力と共感です。
その源泉となるのが、読書と経験です。

 

きみはアリになれるか。
トンボになれるか。
人間になれるか。

 

情熱が人を動かし、お金も動かす。

 

企業は株式配当や経営者への高額報酬ばかりでなく、人材育成にお金を
使うべきです。
目先の数字にとらわれて教育をないがしろにし、「使い捨て」を続ければ、
日本から現場の優秀さという強みは失われ、自分で自分の首を
絞める結果になってしまうでしょう。

 

リーダーになると自分以外のことを優先しなければならない。

 

部課長クラスが最初にやるべきなのは、部下の「生活履歴」を頭に入れること。

 

要するに、相手の立場に立って、自分が部下なら上司にこういうことをされたら
嬉しいと思うようなことをしてあげるのです。
役員になる人と、部長止まりで終わる人のいちばんの違いはそこにあると、
私は思っています。
役員になるような人は心が温かい。

 

未熟なうちに任せれば、本人は力不足を自覚して懸命に努力し、成長していきます。
逆に、成熟した人間に仕事を任せると驕りが出て、能力を十全に発揮できないことがあります。

 

一生懸命さの中に邪心があってはいけない。
これだけ親切にすれば何かいいことがあるだろうとか、裏で儲けてやろうとか、見返りを
期待してはいけません。

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どうやって自分が活躍するか、あるいは部下を活躍させるか。

プレイヤー、マネジャー双方の立場から書かれており、新入社員が
読んでも、ある程度経験を積んだマネジャーが読んでも、役に立つ内容です。

これはぜひ、読んでみてください。

 

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