1.西洋医学的な解釈
多くは、重要な神経、血管、筋走行上に存在しています。このツボというものは、体調の変化によって様々な反応が起きるので指頭で探ることにより痛みがあったり、響きが出ることがあります。
これを内臓皮膚体表反射といいます。
逆に鍼灸等を用いてツボを刺激することにより治療を行ったときに出る現象を皮膚体表内臓反射といいます。
ツボはこれらの反応が現れる場所ですから、このツボを刺激することにより病気を治すことができるというわけです。このようにツボは医学的にかなり解明されてきました。そして、現在ではWHO(世界保健機関)においても治療効果が認められています。
2.中医学に由来
ツボは、そもそも中国の中医学に由来し、経験的に体系化されてきたものです。専門的にはツボのことを経穴(けいけつ)といいます。
中医学、漢方医学的説明では、ツボは人のエネルギーの通り道であるといわれる経絡(けいらく)上に点々と存在しています。人のエネルギーが出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところです。
従って、いろいろな体調の変化に対してさまざまな反応を表すツボを刺激することにより経絡の異常を整え、その結果として体調を正常な状態へと変えていくことができるのです。