平成25年 国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)によると、肩こりは男性では腰痛に次いで2番目に多く、女性では最も多い症状でした。
みなさんの中にも肩こりでお悩みの方も多くおられると思います。
さあ、今から「肩こり解消のツボ」でこの悩みからさよならしましょう!
肩井「ケンセイ」、肩のほぼ真ん中にあります。
右の肩は、左の手の人差し指、中指、薬指を使って少し痛みが出るくらいゆっくりと押してください。左の肩も右手で同様に押してください。それぞれ5回づつマッサージし、それを3セットほど繰り返してください。
合谷「ゴウコク」、親指の骨を手首の方へつたっていき、人差し指の骨をやはり手首の方へつたっていくと親指の骨と人差し指の骨がぶつかるところで、人差し指側を少し痛みが出るくらいで押してください。左右5回ずつ押して、これを3セット繰り返してください。
肩こりの他に、免疫力アップ、喘息、のどの痛み、歯の痛みなど広く効果があります。
外関「ガイカン」、手首を上に反らせると、手首のところにしわができますね。そこからだいたい指を3本横にし、肘の方へ移動させた真ん中辺りにこのツボがあります。人差し指で左右5回ずつ、それぞれ3セット押してください。
疲労回復にも効果が期待できます。
風池「フウチ」、うなじの辺りを触ると、首の後ろにある筋肉の外側にくぼみがあるところです。このツボに親指を当てた状態で、ゆっくり頭を前後に動かして刺激してください。左右5回ずつ、それぞれ3セット押してください。
風邪、頭痛、目の疲れなどにも効果的です。
天柱「テンチュウ」、後頭部の髪の生え際辺り、首の後ろにある太い筋肉のすぐ外側にあります。生え際付近を触ると、首の後ろに太い筋肉があるのがわかるかと思います。そこから左右両方の外側に指をずらしていくと、筋肉の端にくぼみがあり、その辺りです。人差し指と中指を揃え、左右5回ずつ、それぞれ3セット押してください。
頭痛にも効果的なツボです。
欠盆(ケツボン)、乳頭からまっすぐ上に上がった鎖骨のすぐ上にあるくぼみにあります。ツボがある側とは反対側の手の人差し指と中指を使い、心地良いと感じるくらいの力で刺激してください。
左右それぞれ5回ずつ、3セット押してください。
欠盆はリンパが流れている場所ともされており、肩こりの他にも、喉の不調、顔色のくすみの改善にも有効です。
※なお、これらの効果には個人差があります。