今回も出欠のお話です。
止血の基本は「押さえる」?!
というテーマでいきますね。
止血の基本は大出血かどうかにかかわらず、出血部位を直接圧迫することです。
私達の体には、体重の13分の1の血液があると言われています。 つまり体重60kgの成人で、約5リットルの血液があると言うことになります。
一般に体内の血液の20%(約1リットル)が急速に失われると、「出血性ショック」を起こします。
顔面は青白くなり、指先は冷たくなり、意識が障害されます。
30%(約1.5リットル)を失えば、生命に危険を及ぼします。
出血量が多いほど、また出血が激しいほど止血を急ぐ必要があります。
それでは、どのように止血すればいいのでしょうか?
それはズバリ!直接圧迫止血法です!
傷口の血管を押しつぶして血液の流れを止めることで、止血機構の働きを助けます。
以下のようにしてください。
1.傷口が汚れている場合は、水道水で土や砂を洗い流してください。
2.傷口に清潔なガーゼ、ハンカチなどをあて、手で圧迫します。
3.けがをした腕や足を心臓よりも高く上げれば、より効果的です。
4.血が布ににじんできても、取り換えずに、その上からさらにガーゼなどを当てて縛ります。
5.片手で圧迫しても止血しないとき(大きな血管からの出血の場合)は、両手で体重を乗せながら圧迫止血します。
※当てたガーゼやハンカチは、少なくても3~4分は剥がさないでください。
早く剥がすと、固まりかけた血液が、ガーゼ等と一緒に剥がれ、再出血してしまいます。
また、輪ゴムなどを巻き付ける人がいますが、糸・ひも・輪ゴム等の細いもので、指・手首・肘・足首などを縛りつけると、血管や神経を傷つつけることになるので、しないでください。
巻くときには、幅の広い物にしてください。
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