今回は、骨粗鬆症を予防する運動をご紹介します。
骨粗鬆症の予防として、重要なのが運動です。
そのメカニズムは、
運動で骨に力がかかると、骨に弱いマイナスの電気が発生し、カルシウムを呼び寄せます。
そのことで、骨の血液の流れをよくし、骨をつくる細胞の働きを活発にします。
それでは、骨と重力の関係を見ていきましょう。
人が地球の重力下で、歩いたり運動したりする事により、骨が形成されます。
ですから宇宙では、重力がないために骨が形成されないのです。
宇宙飛行士は、アメリカでは陸・海・空軍・海兵隊の中の最高エリートです。
もちろん、日本の宇宙飛行士たちも特別な訓練を受けた方ばかりです。
しかし、たった何日間かの宇宙飛行の後、ふらふらして普通に歩けない様子を目にしますね。
これは宇宙飛行の間、重力の負荷を受けなかったために、筋肉が萎縮してしまったためなのです。
骨も同じように萎縮してしまいます。
重力の影響を受けず、骨に刺激が伝わらないため骨が形成されず、骨の吸収が多くなり宇宙飛行中は骨が減ってくるというわけです。
1965年のジェミニ4号の宇宙飛行士の踵の骨の量を測ってみますと、なんと一日に2%もの骨量が減少していることがわかりました。
これは、1週間では約15%減少することになります。
今では、骨量が減るのを防止するために、宇宙飛行中に特別な運動を行っているそうです
次に、運動の重要性についてお話しします。
病気で何日間か寝ていたら、起きて歩くと足下がふらつくとか、骨折などでギプスをして長期間固定していたら、その部分がやせて筋肉や骨が細くなってしまったなど、
こんな話はよく聞きますよね。
骨を丈夫にするためには、カルシウムをとることが必要ですが、それと同じくらい運動が大切になります。
それは、運動で骨に力がかかると、骨に弱いマイナスの電気が発生し、カルシウムを呼び寄せるからです。
また、運動は骨の血液の流れをよくし、骨をつくる細胞の働きを活発にします。
運動の効用はもうひとつあります。
運動によって体の筋肉がきたえられ、身のこなしがよくなると、転びにくくなり、骨折の防止にもつながります。
ですから、寝たきりになったり、運動をほとんどしない生活では骨の形成が少なく、骨が減っていくことになるのですね。
では、どんな運動が骨を強くするのでしょうか?
エアロビクス→バレーボール→重量挙げ・・・・
というように、骨にかかる力が大きく、また繰り返しが多いほど骨を強くすることがわかっています。
でも無理に激しい運動をする必要はありません。
適度な運動を心がけてください。
たとえば、ウォーキングや水泳は、骨にかかる力は大きくはありませんが、継続して行えば効果が期待できます。
それでは、一日どのくらい運動すればよいのでしょうか?
散歩の習慣のあるお年寄りは、背中がよく伸び、骨が強いことがわかっています。
また、膝がよく伸び、脚力も強くなっているため、転びにくくなっています。
骨を強くするためには、生活の中に散歩やゲートボールなどの軽い運動や、こまめに家事をするなどの活動的な習慣を取り入れることが大切です。
目安としては、
散歩なら1日30分間、2キロメートルを歩くくらいでよいとのことです。
水泳は週2回、自分でできるスタイルでゆっくり30分程度泳ぐといいです。
泳げない人は、プールを自分のペースで30分ていど、ゆっくり歩いてください。
水中歩行は、膝や腰に負担をかけずにできる手ごろな運動です。
自転車は、いつもの買い物のついでにちょっと遠出をするつもりで、1時間くらい楽しみましょう。
今日から、生活の中に取り入れてみてはどうでしょうか?
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