今回は、「水道水がビタミンを破壊する?!」という話題です。
これまで、水溶性ビタミンの話をしていますが、
水溶性ビタミンとは、その名の通り、水に溶けやすい成分ですよね。
「日本の水道水は世界一安全だ」と聞いたことがありますよね。
でも、わたしたちを取り巻く環境の変化はすごいです。 🙂
ですから、今までの浄化システムでは、
十分に浄化しきれなくなってきているのが現状のようです。
生活排水や農業用水によって河川や海、地下水が汚染され、
上水場ではそれを取り除くために、どんどんと塩素を投入します。
水源の状態によって、投入する量も毎日変わるので、
残留塩素の量も日によって違うそうです。
「水道水中の塩素がビタミンを破壊する。」
という事実が、はじめて読売新聞に発表されたのは、昭和53年の7月のことです。
京都大学の糸川教室の実験結果報告です。
当時、水道水の中の塩素の量は,0.5PPM。今の4分の1です。
塩素が0.5PPMの水道水でご飯を炊くと、
ご飯の中のビタミンB1が半分になる、という警告でした。
その後、平成2(1990)年10月に星薬科大学の研究室でも、
「水道水で食品のビタミン損失」と毎日新聞に発表しました。
水道水で、野菜・米・レバーなどの食品を洗うと、
ビタミンの10~30%が損失することが、明らかになりました。
塩素が食品の細胞に入り込み、ビタミンを壊すことが原因です。
キャベツの千切りを氷水などにつけるとシャキッとすることは
料理のコツとして知られていますが、
水道水では、実はどんどんとビタミンが破壊されているのです。
また、干し椎茸を戻す際などのつけ置きも、
多くのビタミンがなくなってしまうのです。
女子栄養大学では、塩素0・0.1・0.5・1.0・1.5PPMの水で
ご飯を炊いて、ご飯の中のビタミンB1の残留量を調べて発表しています。
塩素が1.5PPMの水なら、ご飯のビタミン残留量は、14%に激減します。
今の野菜は、ハウスで農薬漬けで作りますから、
昔に比べてビタミンやミネラルが不足しています。
その上に水道水で洗浄、調理すれば、
塩素によるビタミン破壊もあるということになってしまうのです。
日常生活のすべてを塩素を取り除いた水を使うってことは無理と思いますが、
薬やビタミン剤などのサプリメントを飲むときはもちろん、
ご飯を炊くときや味噌汁やスープなど、料理の時にも、
水道水は、なるべく使わないようにしたほうがよさそうですね。
それでは、ミネラルウォーターはどうでしょうか?
今や、スーパーには、各地、各銘柄のミネラルウォーターが並んでいます。
値段も2リットルが100円以下の物から500円以上のものまで様々です。
ミネラルウォーターとは、特定の水源から汲み出された水のことです。
どこの水源でどのような処理を行っているかは、製品によって異なります。
つまり、まだ、きちんとした規制がされていないということなんですね。
中には、自然の水が汲まれていると思っていたものが、
実は街の地下水を利用していたものであったり、
処理がきちんとされていなかったりと、危険な水もあるようです。
ちゃんと品質表示を確かめて選ぶようにしてください。
それと・・・なんといっても値段が高すぎます!!!
水道水でなんとかならないのでしょうか?って思います。
では、浄水器を利用するのはどうでしょうか?
水道水でも、浄水器を使えば、おいしくて安全な水になるようです。
一般の浄水器は、活性炭やろ材を組み合わせて、
残留塩素・カルキ臭・カビ臭・カラダに悪い影響を与える危険物質や
サビなどを取り除くものです。
蛇口に取り付けるのは、とかく水垢等で不衛生になりがちです。
水道水を使うことに気になる方は、
浄水器を検討するのもいいかもしれませんね。
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