今回は本のご紹介です。
『科学的に元気になる方法集めました』堀田秀吾・著 文響社
昨今の傾向として、人々は「有り余るエネルギーを発散する」場よりも「エネルギーをチャージしてくれる」場を求めるでしょうし、事実、そういう本や
食事が売れています。
本日ご紹介する一冊も、そんな「エネルギーをチャージしてくれる」
一冊です。
明治大学教授の堀田秀吾さんが、科学的に元気になる方法を集めた
もので、ハーバード大学やNASA、エール大学、シカゴ大学など
の研究結果を載せています。
どうすればやる気スイッチが入るのか、どうすればストレスホルモン
が減少するのか、どうすればひらめきやすくなるのか…。
ビジネスで、パフォーマンスを出したい人が覚えておきたい、健康ノ
ノウハウが満載です。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。 🙂
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各界の一流たちが実践している「やる気スイッチ」の入れ方、それ
は「とにかくやり始める」こと──リベット他、最新の科学の結論
やりたくないことをやるための障害を、できるだけ減らしておく
別に楽しいことがないときでも「フェイク・スマイル」で笑顔をつくると
ストレスが軽減されて気分がよくなる
──クラフト、プレスマンらの研究
より楽しく、よりストレスを減らせるのは、単に口角を上げるだけ
ではなく、口を開いた笑顔
楽しい動きをすると、楽しくなってくる
──エルサレム・ヘブライ大学アヴィーゼールらの研究
背筋をピン!と伸ばして堂々と歩くと気持ちが積極的になり、
さらにストレスホルモンが減少する
──ハーバード大学カディらの研究
急なトラブル対応や無理やり押しつけられた仕事など、気乗りしない仕事をするとき、みなさんはどうしているでしょうか。
そんな場合に有効な方法は、「声を出しながら、目の前のことにあたる」
ということです。
リヨン大学のラバヒらが行った実験で、被験者に「ジャンプ!」
と言わせて垂直跳びをさせたところ、平均で5%高くなった、
という結果が出ました
「ぼーっ」とすると脳は平常時の15倍働き、良いアイデアがわいてくる
──ワシントン大学レイクルらの研究
20~30分のマイクロスリープで能力が睡眠前よりも34%向上する
──NASA(米航空宇宙局)ローズカインドらの研究
英国チチェスター大学のグリーンリーズらは、サッカーを使って色
の研究をしました。この実験はサッカーのペナルティーキック
(PK)を舞台にしたもので、ゴールキーパーは一人。キーパーのユニ
フォームの色だけを何パターンかに変えて、被験者にどんどん
蹴ってもらってゴールの確率を見る、というものでした。この結果、
キーパーが赤いユニフォームを着ているときの成功率が他の色に比べて
明らかに低かった、ということが明らかになっています
やけ酒をすると、イヤな記憶、イヤな気持ちがより強く定着してしまう
──東京大学大学院野村と松木の研究
勝負の直前に「不安」を書き出すことでパフォーマンスがむしろ高まる
──シカゴ大学ラミレスらの研究
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笑顔がストレスを軽減するなど、既によく知られたものも含まれて
いますが、あまり知られていない日本の大学の研究などもあり、興
味深く読むことができました。
やけ酒がイヤな記憶を定着させるとは…。
イヤなことをずっと覚えている知人にぜひ提案したいと思います(笑)。
ちょっと知識を知っているだけで、人生もやる気も大きく変わるもの。
手軽に読める本なので、ぜひ読んで試してみてください。
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