今回は、本のご紹介です。
『本日は、お日柄もよく』原田マハ・著 徳間書店
今回は、既にドラマ化もされ、大ベストセラーとなっている原田マハさんの
『本日は、お日柄もよく』をご紹介します。 😀
本書の主人公は、教科書に載るほどの俳人を祖母に持ちながら、
ごくごく平凡なOL生活を送る、こと葉。
ずっと好きだった、幼なじみで大手広告代理店「白鳳堂」のコピー
ライター、厚志君の結婚式に出席し、主賓挨拶に退屈するあまり、
スープ皿に顔を突っ込み、それが縁で伝説のスピーチライター、
久遠久美に出会う。
ここから、彼女の人生が変わって行くというストーリーです。
本書は、主人公の天職発見物語であると同時に、じつは「スピーチ
のノウハウ書」でもあるということです。
早速内容を少しご紹介します。 🙂
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◆スピーチの極意 十箇条
一、スピーチの目指すところを明確にすること。
二、エピソード、具体例を盛りこんだ原稿を作り、全文暗記すること。
三、力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
四、タイムキーパーを立てること。
五、トップバッターとして登場するのは極力避けること。
六、聴衆が静かになるのを待って始めること。
七、しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
八、言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
九、導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
十、最後まで、決して泣かないこと。
「まず、出だしね。『ご紹介にあずかりました、鈴木でございます』。
これは、日本人がスピーチするときに、ついついやってしまう悪い
癖なんだな。
スピーカーが登場する以前に、司会者が名前も会社名も役職も紹介してるわけなんだから、わざわざ繰り返す必要はない。
『鈴木でございます』って始まった時点で、聴衆は全員、興味を失う。
あんたの名前なんて何度聞いてもおんなじだろ、って」
壇上に上がって、まず五秒待つ。会場が静かになるのを。
五秒で無理なら、十秒。それでもだめなら十五秒。
十五秒というのは、けっこう長い。たいてい、聴衆は十五秒以内に静まる。
だから、壇上に上がってすぐに始めずに、五秒間隔で静かになるのを待つ
いきなりエピソードから始めてもいい。
結論を先に言ってしまってもいい。
とにかく、最初のフレーズがどんなふうに聴衆の耳に届くか。
それでそのスピーチの印象が決まる。
聴衆を煽る激しい言葉や、あまりにも力強いフレーズは避ける。
あくまでも、静かに、けれど心を打つ入口を作る。
「静かに静かに始めて、中盤あたりで徐々に盛り上げていく。
そして最後に心をつかむ。
最初の静かな一言と、最後の情感のこもったフレーズで、
聴衆の感動の振り幅が決まるの」
聴衆に向かって最初に問いかけるのは、聴く者の興味を喚起するのにもっとも効果的なスピーチ手法のひとつ
「答えてほしいこととま逆のことをわざと問いかける」というのも、
久美さん伝授のスピーチの極意のひとつだ
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像して
みるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。
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いかがでしたか?
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
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