今回の話題は、「赤ワインが糖尿病患者に良い?!」というお話です。 😉
イタリアの研究者達は2週間適度に赤ワインを飲むと2型糖尿病患者の
インスリン抵抗性が改善するという証拠を発見しました。
一方、フランスではアルコール飲料を飲まない人に比べて適度に赤ワインを
消費する人は、飽和脂肪分の多い食事をしても虚血性心疾患による
死亡率が40%低いことが知られています。
また、他の研究でも赤ワインの摂取は一般集団と糖尿病患者において
心臓血管病による死亡率を下げることが示されています。 💡
しかしながら、
この予防効果の基礎となる正確なメカニズムは不明です。 🙁
血管内皮の機能障害とインスリン抵抗性が2型糖尿病患者の心臓血管病
による死亡要因であることが知られているから、赤ワインが2型糖尿病
患者に対するこれらの2つの要因を改善することができるのではないか
と考えられます。
イタリア、ナポリのナポリ第二大学の研究者達は2型糖尿病患者9人
(実験群)に研究の始まる前と始まった後2週間赤ワインを消費
(1日に180mLを昼食と夕食にそれぞれ摂取)させ、対照群の
2型糖尿病患者8人にはアルコールを与えず、両グループの血管の
反応性とインスリンの調節によるブドウ糖の吸収について調査しました。
研究者達は赤ワインの消費は対照群と比較して全体のブドウ糖の摂取量
(即ち、インスリン感度)を 43%高めることを発見しました。
さらなる研究から、赤ワインの摂取は両グループで血管の内皮機能障害を改善
できず、また血管拡張薬である一酸化窒素の生産を増やすことができないことが判明しました。
しかしながら、過去の研究において2週間に及ぶ紫色のブドウジュースの摂取が
心臓血管病を有する2型糖尿病患者の血管内皮の機能障害を
改善することが示唆されています。
このことから、2型糖尿病患者の血管内皮の機能障害は異なった機構
に関連しているか、あるいはこの疾患の補正には赤ワインをより長く
消費する必要があることを意味しています。
研究者達は、インスリン感度を改善して心臓血管病のリスクを下げるためには、
赤ワインの摂取は非常に単純で、効果的で楽しい
ライフスタイルの変化になるので、2型糖尿病患者にその習慣を勧めています。
ワイン好きにはすばらしい研究ですね。
今晩は、ワインでカンパイといきますか!
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