今回の話題は、「たった2分間のゆっくり呼吸で血圧が下がる?!」です。 😀
血圧は中高齢者にとって非常に気になる数値ですが、
お医者さんが言われるような食事や運動に気をつけても、なかなか思ったようには下がりません。
ところが今回、僅か2分間程度、一回10秒くらいをかけてゆっくりとした
呼吸をするだけで、血圧が劇的に下がるという嬉しい結果が報告されましたので、ご報告します。 💡
これはイタリアPavia大学のChacko N. Joseph氏らが、医学誌の高血圧誌
(Hypertension, 2005タイトル:Slow Breathing Improves Arterial Baroreflex
Sensitivity and Decreases Blood Pressure in Essential Hypertension)
に報告したものです。
今までもこの著者たちは、1分間に6回というゆっくりした呼吸を行うと、
圧反射感受性が高まり、交感神経がと動脈反射が抑制される事から、
ゆっくりした呼吸が血圧低下をもたらす可能性を考えていました。
そこで、実際に血圧と圧反射感受性に対するゆっくりした呼吸の効果を
調べました。 🙂
試験では、本態性高血圧患者さん20人(平均年齢56.4歳)と血圧正常者26人
(同52.3歳)を対象としたそうです。
座った状態で、通常の呼吸を5分間、次いで1分に6回というゆっくりした
呼吸を2分間、更にかなり頻度の高い呼吸(15回/分)2分間を行い、血圧、
心電図、呼気二酸化炭素濃度などの変化を調べました。
その結果、通常の状態では、高血圧患者さんは安静時の呼吸数が多く、
呼気二酸化炭素濃度は低く、換気亢進状態だったそうですが、ゆっくりした
呼吸により、収縮期圧が約9mmHg、拡張期圧が5mmHgも下がることがわかりました。
また、実際に慢性心不全患者さんに1カ月のこのような呼吸訓練を
行ってもらったところ、血圧低下が長期間持続される事も分かったそうです。
これらの結果から、日常からゆっくりした呼吸を心がけると、血圧が
低下する事が期待されます。
高血圧が気になる中高年の皆様、是非お試しくださいませ。
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