☆本のご紹介。『大島てるの絶対に借りてはいけない物件』

こんかいは、本のご紹介です。

 

『大島てるの絶対に借りてはいけない物件』
松本晋平・著 大島てる・協力 主婦の友インフォス

 

大島てるさんは、ちょっと不動産をかじったことのある人なら、当然知っている
事故物件の専門家であり、事故物件サイト「大島てる」
の主宰者です。

 

今回ご紹介する一冊は、そんな大島てるさんが協力して作ったという、
事故物件をつかまないための本です。 💡

 

これからオリンピック景気が終わり、不動産が暴落すれば、当然
絶好の買い場がやってきますが、そこで事故物件をつかんだのでは
どうしようもないですね。

そうならないための、転ばぬ先の杖です。

 

本書では、どんな物件が事故物件化しやすいのか、不動産屋は
どうやって事故物件を隠すのかといったこわーい話を始め、不動産選びのポイント、
賢い借り方など、知っておくと便利な不動産の情報を
きっちり押さえています。

 

 💡 さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。 💡 

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年間3万人の自殺者のうち、約半数が自宅で自殺している。

事故物件急増の理由として考えられるのは「孤独死の増加」と
「老朽化物件の増加」。

 

「大島てる」に掲載されている事故物件の数は、日本国内だけで1万6000件余り
(2014年11月現在)。

 

事故物件の家賃は3~5割引が相場であり、それでも入居者が
決まらないことは珍しくない。

 

◆事故物件を見抜くためのポイント

1.周辺の家賃相場よりも3~5割安い
2.定期借家
3.部屋の一部分だけ不自然なリフォームがされている
4.一年以内に物件名が変わっている

定期借家とは、一定の期間で契約が必ず終了する物件のこと。
更新不可であるひとり目の家賃のみを安くして、ふたり目以降は告知せずに
事故前の価格で貸し出すという事故物件ロンダリングの手段に
使われることもある。

 

住宅における自殺は、飛び降りよりも首吊りの方がはるかに多い。

飛び降り自殺が多い物件の特徴は、高層かつ部外者でも侵入しやすいことだ。

飛び降り自殺は高層建造物が多い都市部ほど多い傾向にある。
厚生労働省の発表によれば、大都市における飛び降り自殺の割合は、
市部や郡部と比較して2~5倍。

女性は男性の2倍近い割合で飛び降り自殺を選ぶ。

 

放火されやすい物件には必ず不用心な燃え種が存在している。

ドアの前に古新聞や古雑誌などが置かれていたら格好のターゲット。

 

空き巣はどのような物件を狙うのか?
侵入口として最も多いのは「窓」であり、
その侵入手段は「無施錠」と「ガラス破り」が9割近くを占めている。

 

低層階から高層階まで、いずれのケースでも5年以上住んだ場合の
流産率は、2年以下の場合に比べて3倍以上。顕著なのは高層階で、
6~9階で5年以上暮らした妊婦の流産率は37.5%、10階以上に
至ってはなんと42.9%だったのだ。

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不動産投資家の目線で書かれていればもっと良かったのですが、
そこを差し引いても、読んでいて面白い。

不動産関連企業がスポンサーとなり、すっかり正しい情報が出せなくなった
マスコミ情報の100倍は役に立ちます。

 

不動産は、事故物件化すると、相場から3~5割安くなるそうですから、
3000万円のマンションを買っても、軽く1千万円以上の損失となります。

 

一生に一度の買い物でしくじらないためにも、ぜひ読んでおいていただきたい一冊です。

 

 

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