☆簡単医学知識:「あ」行2

①胃潰瘍「いかいよう」
通常、胃の中には塩酸が分泌されていてpH=2の強い酸性に保たれています。
強い酸があるにも関わらず、粘膜が障害されないのは、胃の粘膜はバリアー(粘液)で覆われているからです。
ところが、いろいろな状況下で塩酸の分泌が多くなったり、逆に粘液の分泌が
悪くなったりして、胃の粘膜が障害を受け、胃潰瘍が発生します。
ヘリコバクターピロリ菌の関与も明らかになりました。

 

②胃カメラ
現在の胃カメラはファイバースコープまたは、小型CCDカメラがついた装置です。
昔の胃カメラは管の先端に小さなカメラがついている構造で、後で現像をしないと病変が分かりませんでした。
胃カメラという言葉はその時のなごりなのです。
現在では上部消化管内視鏡といいます。

 

③胃透視「いとうし」
胃透視は、バリウムという牛乳のような液状の物質を飲んで、いろいろな角度からレントゲンを撮ります。
バリウムを飲んだ後、発泡剤(胃の中で炭酸ガスがでる薬)を飲み胃を膨らませ、炭酸ガスとバリウムのコントラストをつけます。
撮影中、げっぷをしないように注意されるのはそのためです。

 

④インターフェロン
インターフェロンという言葉は、interfere(妨害する、相互干渉する)という英語から作られました。
ウイルスが侵入している細胞に、別のウイルスが侵入すると、お互いのウイルスの増殖を抑える物質が作られる現象が見られることから、この名前がつきました。
インターフェロンの作用は、ウイルスの増殖を抑える作用、細胞の増殖を抑える作用、免疫を調節する作用が知られています。

 

⑤インフルエンザ
インフルエンザは、ふつうのかぜとは違います。
ふつうのかぜは、咳、鼻水、のどの痛みなどが中心ですが、インフルエンザは
高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛など全身症状がとても強いのが特徴です。
もちろん、咳・鼻水・のどの痛みを伴うこともあります。
体力が弱っている場合は、肺炎や脳炎などで致命的となることもあります。

 

 

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