☆簡単医学知識:「か」行5

①光覚 💡
光覚とは、光の強さを感じる能力です。
視細胞の一つ、かん体細胞は、弱い光を敏感にキャッチする細胞です。
明るい部屋から急に暗い部屋に入ると初めは何も見えなかったものがだんだん
見えてくるのは、かん体細胞が働き始めるからです。

②口角炎 💡
口角炎とは、口角(唇の端)が赤くなり、亀裂が入って口を開くとピリピリとした痛みがある病気です。
原因は、ビタミンの不足(B2やB6、ニコチン酸)、鉄の不足、唾液の刺激、細菌やカビなどがあります。
歯が悪かったり胃腸障害、口の中の不衛生などがきっかけとなる事もあります。

③膠原病「こうげんびょう」 💡
体を構成する組織の間を互いに結びつけているのが結合組織(けつごうそしき)です。
膠原病とは、全身の結合組織が障害される原因不明の病気です。
膠原病の人は自分の臓器に対する攻撃物質(自己抗体)があります。
膠原病には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、結節性多発動脈炎、シェーグレン症候群など様々な病気があります。

④抗生物質 💡
抗生物質という名称は、共存している微生物の一方が他方の発育を阻止する現象(抗生)からきています。
抗生物質は、微生物が作るいろいろな物質のうち、他の微生物の発育を阻止する
物質です。
1929年にフレミングは、青カビの培養液中にブドウ球菌の発育を抑える物質を発見し、ペニシリンと名付けました。
この発見をきっかけに様々な抗生物質が発見、合成されるようになりました。

⑤口内炎 💡
口内炎は、唇の裏の粘膜や頬の粘膜、歯肉などに起こります。
一番多いのがアフタ性口内炎で、口の中に1個から数個の白い浅い「くぼみ」が
できます。
この「くぼみ」の事をアフタといいます。
アフタ性口内炎はピリピリした痛みが強く食事が苦痛になる場合も少なくありません。

⑥更年期障害 💡
更年期とは、女性の閉経前後5年間ずつ計10年間です。
更年期障害は卵巣の働きが低下しホルモンのバランスが崩れることが原因です。
ちなみに日本人女性の閉経年齢は平均50・5才といわれています。
症状は、のぼせ、いらいら、不眠、冷え、肩こり、頭痛などです。
この時期は女性のライフスタイルが変わる時期でもあり、日常のストレスに対して心のメンテナンスも必要です。

 

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