☆乗り物酔いは、どうして起きるのか?

今回の話題は、「乗り物酔いは、どうして起きるのか?」というお話です。

 

車や船、電車に乗っていると気持ち悪くなることがありますね。
どうして、気持ち悪くなるのでしょうか?

 

そう、揺れるからですよね。

でも、自分で歩いたり走ったり、自転車に乗っているときは
気持ち悪くならないですよね。

これは不思議ですよね。

 

実は、気持ち悪くなってしまうのは、あなたの頭が混乱してしまうからなんですよ。

自分で歩いたり、自転車を運転する時は、スピードを出そう!
止まろう!右へ曲がろう!左へ曲がろう! って思いますよね。

 

あなたの頭も準備が出来ているんです。

しかし、車に乗っている時は、突然スピードが落ちたり、
曲がったりする事がありますよね。

ずっと車が行く方向を見ていると、酔いにくいんだけど、
本を読んだり、ゲームをしていると、良いやすいのはそのためなんですよ。

 

例えば、突然ゆれても、あなたはすぐには倒れませんよね。
それは、体が、揺れているのを知ることが出来るからなんです。

 

人間の体には3つの体のゆれがわかる機関があります。 💡

1つは目です。
見る事で、あれ?傾いてる。 とかわかりますね。

もう1つは体全体です。
あなたの筋肉や関節が、傾いているのを
教えてくれます。

そして、最後の1つは、意外な所なんだけど、耳です。

 

そこで、(ビニールチューブの出番です)

耳には、このチューブのような管が、三つ輪になっています。
同じように、中に液が入っています。

傾けると中の液が動きます。
耳の中もこの3つの輪の液が動くことで、
体が傾いているかどうかを知ることができます。

スピードを出して、突然止まった時も、やっぱり液が動きます。
あなたが車に乗っていると、次に、曲がるよ!とか、止まるよ!という
準備が無いのに、車が止まったり、曲がったりします。

そうすると、あなたの体の3つの部分が、カラダが傾いたことを、あなたの頭に
教えてあげるんです。

何でカラダが傾いているんだ? とか、なんで突然止まるんだ?
って、だんだん混乱してしまうことがあります。

その混乱が続くと、気持ち悪くなるんです。

 

乗り物の中では、本を読んだり、ゲームをするのは、やめた方がよさそうですね。
外を見ていると、少しあなたの頭が準備できるけど、本やゲームで
下を見ていると、余計にあなたの頭が混乱してしまいます。

 

 解説

人間は3箇所のセンサーで、バランスを取っているようです。
視覚、筋肉の動き、そして内耳にある三半規管(さんはんきかん)です。

この3箇所のセンサーが、脳に情報を送り、バランスを取っています。

脳が予期しない、揺れや加速/減速が長時間続くと乗り物酔いになります。

すなわち。車内に座っている時は、静止している感覚になりますよね。
でも、実際は動いて、揺れて、、、というギャップが生じるのが原因です。

 

酔わないためには、
・体調を整える(寝不足、空腹はNG)
・ゆったりした服を着る
・下を向かない(特に読書やゲームはNG)
・進行方向に座り、進行方向をなるべく見る。
・運転しているつもりになってみる
・コーヒーカップ、ブランコ、シーソー等で、三半規管を鍛える
・換気を良くする
・何かに熱中して話す

 

そして、なにより大きいのは精神的なことです。
一度酔ってしまうと、車の臭いだけで、ダメという事があります。 😥

 

また、暗示にかけちゃいましょう。
・偽の薬(偽薬、プラセボ)が、かなり有効だという実験結果も
あるようです。

ビタミン剤あたりを、「絶対に酔わない薬」だと
飲ませるのも有効です。

もちろん、抗ヒスタミン系の乗り物酔い止の薬も効くのでしょうが、
まずはプラセボで試すのもいいかもしれません。

乗り物酔い止の薬を試すのは、最後の手段で良いと思います。

 

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