今回は、「トロイの遺跡を発見できたわけは？」という話題です。 🙂
ホメロスが『イリアス』のなかで描いた古代都市トロイは、長いあいだ
架空の物語だと思われていました。
その遺跡を発見、トロイの存在を証明したのは、
ドイツのハイリンヒ・シュリーマンですが、
その発掘資金の出所は、何と武器の密輸でした！ 😯
このシュリーマンは、もともと貧しい家の子供でした。
父親からのクリスマスプレゼントの『子供のための世界歴史』を読み、
トロイ遺跡に興味をもったのが８歳の時で、以来、
トロイの遺跡の発掘だけを夢見ていました。
１４歳で徒弟奉行に出て、独学で英語、ギリシャ語、ロシア語などを学びました。
だが、トロイ遺跡を発掘する資金など、そう簡単にたまるはずはありませんでした。
ところが、１８５４年から始まったロシアとトルコのクリミア戦争で、
ロシアへ武器を密輸し、遺跡発掘のためと割り切って、巨万の富を作り出しました。
そして、３０歳で、発掘に乗り出し、ついに子供の頃からの夢を実現したのです。
トロイの遺跡は、武器密輸の金で発掘されましたが、その歴史的発見の価値は
計り知れないものでした。 💡
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