今回のお話は、「カルシウムで、免疫反応が起きる?!」です。 🙂
これまでにも免疫についていろいろお話ししてきました。
細菌やウィルスが侵入してくると、それを攻撃したり排除したりする
自衛反応がもともと身体には備わっています。
それが免疫の働きです。
免疫とは、恐ろしい伝染病からまぬがれる仕組で、
一度かかった病気なら二度目にかかってもこれに打ち勝つことが出来ます。
免疫反応の主役は白血球です。
たとえば、マクロファージは外敵の侵入を見つけると捕まえて
リンパ球に通報します。
実は、このマクロファージを動かすのがカルシウムなんです!! 💡
免疫細胞が行動を起こすことができるのは、
カルシウムの出す信号を受けるからです。
必要量のカルシウムが細胞の中に流れ込むと、これを引き金として
細胞から細胞に情報が伝えられ、抗体がつくられて細胞から出されます。
細胞自身も色々な形に変って細菌やウィルスに対して
もっともよい防御態勢を取ることができるのです。
免疫反応に関わっているマクロファージやリンパ球、
形質細胞などの免疫細胞は密接なチームワークで共同作業をします。
その活動に欠かせないのがカルシウムで、
その情報の伝達もカルシウムの働きでおこなわれているのですね。
もし、カルシウムが不足すると、どうなってしまうのでしょう?!
副甲状腺ホルモンが分泌されて、骨から血液中にカルシウムが溶けだし、
免疫細胞内に余分なカルシウムが入り込んでしまいます。
すると、情報伝達のために新しくカルシウムが入ってきても反応ができず、
免疫システムの混乱が起きるのです。
これがアレルギーや自己免疫病です。
ガンやアトピー、膠原病、リウマチなども、免疫システムが正しく
機能しないことが、大きな要因になっているといえますね。
免疫反応にはいろんな要素が複雑に絡み合っているので、
短絡的に、「原因がカルシウム不足!!」だとは言い切ることが出来ませんが、
カルシウム不足が免疫システムに悪影響をもたらしていることは事実です!
アトピー体質、アレルギー体質の人は、特に気をつけて
しっかりカルシウムを取るような食生活を心がけましょう!
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